銭湯跡を歩く
尾鷲市須賀利町 『名称不明』跡

■訪問日
 2004年2月3日(火)

■所在地
 尾鷲市須賀利

■訪問記
 須賀利は尾鷲市の飛び地で、実際には尾鷲から相賀、引
 本浦、島勝浦と通ってこなければならない。
 この町も手前にある白浦と同じく過疎化が進んでいて、小
 学校は休校中の様子である。
 町に入るとあちらこちらの玄関に朱色の手形が貼られてい
 る。よく見ると今年喜寿を迎えたお年寄りの手形のようだ。
 この町の風習なのか近年の催しなのか、いずれにしても
 ほのぼのさせられる。
 
 その須賀利の町は港に沿う道とその奥に並行する道が通
 っている。その中側の道沿いにこの銭湯跡は残されていた。
 建物の造りは相賀の銭湯跡とよく似ていて玄関の破風、そ
 の横の母屋への玄関の配置など共通点が見られる。

 すこし先に行った商店に聞いてみるといぶかしげに「屋号な
 んてない」と一蹴されてしまった。家主も長いあいだいない
 ようで判明できなかった。